2025-06-11 自然塾
エコパ自然塾2025 2回目 ~葉っぱの不思議をめぐる旅~
2025年 エコパ自然塾 2回目
5月25日エコパ自然塾の2回目がおこなわれました。前日まで雨が降っていて外での開催が危ぶまれましたが、お天気がなんとか回復し野外で開催できました。朝からこどもたちは元気で、リーダーたちと始まる前から元気いっぱい走り回っていました。走り回りたくなるほど楽しみにしてくれて、自然塾みよりにつきます。
今回は葉っぱの不思議をめぐる旅と題して活動していきます!!
最初は「お茶摘み」です。いつもだと5月上旬に行っているのですが、今年は時期をずらして行いました。
今年は5月1日が「八十八夜」節分の翌日からかぞえて88日目の日が八十八夜で、そのころに摘んだお茶の葉が一番おいしいということです。それじゃあお茶摘からやってみよう!!お茶の摘み方としては1つの芯に対して2枚の葉っぱで摘む一芯二葉で行きたいですが、例年お茶の生育が早く今年も3葉でお茶摘みをします。
今日は「緑のお茶」と「茶色いお茶」の2種類をつくります。みんなに手伝ってもらうのは「茶色いお茶」。まずは葉っぱに少しキズをつけます。
茶色いお茶は発酵が必要なので、自分の体温で発酵させます
緑のお茶は発酵させません。すぐに蒸気で蒸します。
親プロで緑茶作り!!
袋井や掛川周辺では、通常の煎茶とは違い2倍の時間をかけて蒸す深蒸し茶が有名で
今回はその深蒸し茶をつくります。
そのあと鉄板の上で水分を蒸発させて完成です。
お茶が終わると、オオムラサキと虫取りです。
オオムラサキは国を代表するチョウチョということで「国蝶」といわれています。
オオムラサキはエノキという植物の葉を食べ成長しますが、エノキはオオムラサキだけではなく
いろいろなチョウ類のエサとして利用されています。
写真はオオムラサキの幼虫です。
オオムラサキのお勉強が終わったらいよいよお待ちかねの虫とりです。
午後登場したのは、劇団自然塾の「シャーオットシーブミ」年に1度しか見られない、貴重な姿。ストーリーは産んだ子供(卵)がどこかへいったしまったお母さんを助けるというものです。
子供たちも一緒になって探すお手伝い。探しているのは「オトシブミ」。
オトシブミは虫の名前。このオトシブミは1枚の葉っぱに卵を産むと、その卵を葉っぱでくるみます。1コ1コやるんだから、それはすごい労力を使います。
今年は時期が遅かったみたいで、あまりオトシブミのゆりかごを見つけられませんでした。
これがオトシブミの姿です。
次は「タラヨウ」です。またあまり聞いたことない単語。タラヨウは木の名前。葉っぱの裏に傷をつけると、そこが黒くなってきます。それを利用して字を書きます。
なにを書いたのでしょうか?
今日のまとめはお茶会です。緑と茶色のお茶。もちろん味もちがいます。
今回のお茶菓子はお茶が香るお茶団子
エコパ特製黒蜜をかけていただきます。
今年のテーマは「昆虫」虫取りをして出会える昆虫もいれば水の中にいる生き物もいます。
次回以降もしかしたら今回のテーマ昆虫にであえるかも!
次回7/19(土曜)夜の会
お待ちしています!!