2020-10-16 自然塾
2020年 エコパ自然塾 第5回目 「天狗さまからのメッセージ」
2020年 エコパ自然塾 第5回目 「天狗さまからのメッセージ」
台風がすごく心配でしたが、とてもよく晴れた10月11日にエコパ自然塾5回目が開催されました。
今回はいつものビオトープではなくちがう場所での活動となり、ちょっと新鮮なかんじ。ここで「木」や「森」について考える1日となります。
今回手伝ってもらう木こりさんたちです。
右から片平さん、中山さん、丹羽さん。
丹羽さんは自然塾でのリーダー経験者。木こりになり2年目。まだまだ修行中です。
中山さん、片平さんはプロ中のプロ。頼もしい助っ人です。
今回、はじめに「こどもリーダー」を任命しました。こどもリーダーはリーダーにかわって班員の面倒を見ます。リーダーにとっても頼りがいがある班員を任命しました。よろしくね!
↑ 先生からこどもリーダーの印となる、バッジを受け取っています。
アイスブレイクは「天使の輪」。フラフープでつかう輪っかをみんなの指にのせ、地面まで無事におろすことが出来るでしょうか?
↑ みんなの息をあわせないと、バランスがくずれる!
な~んてしていると、林の中から「ぼぉ~~、ぼぉ~~」とほら貝の音が。(本当に吹いていました。けっこうむずかしいんです)
つづいてあやしい人影が!天狗だ!子供たちの反応はおもったよりうすかったか⁉それともびっくりしずぎちゃった?
午前中は木こりさんに手伝ってもらって、ヒノキを伐採。もう40、50年たっているヒノキです。
とりあえずみんなでヒノキと綱引き勝負をしてみますが、当然びくともしません。
木こりさんにチェーンソーで少し切ってもらって、よいしょよいしょと綱引き。
すると、メキメキと音を立てながら、ドスーーンとヒノキがたおれました。
地面につたわる振動と、その音。なかなかの迫力です。
↑ 木はすごく重いので気を付けて!
たおれたヒノキの年輪をかぞえたり、皮をはいでみたり、輪切りにしてみたり。
↑ ヒノキのいいにおいがまわりにひろがります。
さて、伐採がおわり山田先生のお話です。
天狗には「森を大事に」と言われたのに、今木を切ってしまった。これっていけないことなの?
そんな話を山田先生が話してくれました。
↓ 山田先生が小笠山(エコパの森)に伝わる天狗伝説を、自然塾用に作ってくれたものです。
木を切るということが、必ずしも森をきずつけるわけではなく、「森を手入れ」してそこからつながっている里、川、海を豊かに保つことにつながります。
午後は天狗の修行で、吹き矢の練習
↑ 風船をねらって
風船をわるどころか、届かない矢もおおい。
こんなことやったことないもんなあ。でもしっかり練習しないと、この後の合戦が・・・。
その合戦にむけて、自分たちの陣地をつくります。
午前中にたおしたヒノキの枝などをつかって。こうゆうときはみんな今日よくして、一つのものを作り上げますね。
↑ お~。こんな大きな丸太を。
合戦前に、自分たちの陣地で。
↑ ヒキガエル班、イモリ班連合軍
↑ ヤモリ班、イシガメ班連合軍
↑ トノサマガエル班、ヤマカガシ班連合軍
さあ!合戦だ!
敵に撃たれてしまったら、天国へ。生き返るには仲間のタッチが必要。
↑ 天国で仲間に向けて必死のアピール。
10分間を2回の合戦でしたが、なかなか激しい戦いでした。暑いなか、お疲れさまでした。
結果は・・・1位 ヒキガエル班、ヤモリ班連合軍
2位 トノサマガエル班、ヤマカガシ班連合軍
3位 ヤモリ班、イシガメ班連合軍
最後にみんなで振り返り。いつもはお父さん、お母さんに作ってもらった手作りバウムクーヘンですが、今年は買ってきたものでガマンです。
なぜいつもバウムクーヘンをつくっているか?バウムクーヘンはドイツ語で「木のお菓子」という意味。
切り口が木の年輪に見えるからでしょうか?
ということで、今日は森や木について学ぶ1日でした。